(所蔵)吉岡孝昭 [帝京大学教授]
帝京大学吉岡研究室バーチャルミュージアムへ
ようこそ!
本ミュージアムは、帝京大学経済学部吉岡研究室が運営しました。
帝京大学吉岡研究室(東京都八王子市)では、「せとうち西国街道産学官連携プロジェクト」と題して、2022年10月15日(土)から11月12日(土)まで帝京大学総合博物館にて「せとうち西国街道展 産学官連携プロジェクト展示」を開催しました。同期間中には、リアル展示と融合させたバーチャル会場でも同展示を開催。せとうち西国街道を歩くというコンセプトで、瀬戸内エリアの西国街道沿いの歴史や名所、企業やアーティストなどもご紹介し、バーチャル会場内でセミナーやイベントも開催しました。会期中、帝京大学が中心となって、日仏を中心とする産学官の活力を結び付けた展示を行いました。
バーチャル会場の制作は、(株)System Journeyが総監督として行いました。
なお、本プロジェクトは、吉岡研究室と、産学官連携で行われたほか、フランスの大学(UNIVERSITÈ De TOULON<トゥーロン大学>、 National Conservatory of Arts and Crafts<フランス国立工芸院>)ともコラボレーションしました。
共同通信記事:https://kyodonewsprwire.jp/release/202210278870
吉岡研究室では、同展示プロジェクト終了後も、「地方から東京へ、そして世界へ」を理念に、「せとうち西国街道産学官連携プロジェクト」を継続しており、地方からデジタルの実装を進め、地方から世界とつながる社会の実現を研究しております。
バーチャル展の各会場(Main Hall(メイン会場、Annex Hall(別館)、Saigoku Road Gallery(西国街道ギャラリー)、Saigoku Road Gallery02(西国街道ギャラリー2)、Saigoku Road Lounge(西国街道ラウンジ)、Yoshioka Lab Campus(帝京大学吉岡ラボ・キャンパス))、へのご入場は終了いたしました。スマートフォン、パソコン(以上、3D・VR空間)、VRゴーグル(メタバース空間)からご入場いただいた皆様、各会場間を移動できる「ワープ機能」をご利用いただいた皆様有難うございました。
せとうち西国街道リアル展(帝京大学総合博物館)へようこそ!
現在、バーチャル展示と並行して
帝京大学総合博物館にてリアル展示
(せとうち西国街道展)を開催中。
奮ってご来場ください。
西国街道を歩く
主催: 帝京大学経済学部国際経済学科吉岡孝昭研究室
会場: 帝京大学総合博物館
(帝京大学八王子キャンパスソラティオスクエアB1)
開催日程:2022年10月15日(土) ~ 11月12日(土)
9:00~17:00(16:30 最終入館)
※休館日:日曜日・祝日・臨時休館日
※臨時開館日:オープンキャンパス・青舎祭開催日
※臨時開館日は9:00~16:00
対象: 一般・在校生・卒業生・教職員
入館料: 無料
企画構成:吉岡孝昭(経済学部国際経済学科教授)
過去の西国街道(広島城、広島市郷土資料館、三原市、渡邉真氏、石田信夫氏ほか<含む吉岡教授コレクション>)
江戸時代以降の西国街道を、吉岡教授のコレクションや、広島城・広島市郷土資料館等のご協力を得て、ご所蔵の貴重なコレクションを借用し展示しております。このことを通じ、帝京大学吉岡研究室では、今に続く、「西国街道の歴史的価値」を紹介しています。
具体的には、広島城周辺の西国街道では、広島城所蔵の広島市指定重要有形文化財である広島城下絵屏風や、江戸時代から続く老舗が記載された広島市郷土資料館所蔵の広島諸商仕入買物案内記並ニ名所しらべなど、産学官連携の成果として、数々の貴重なお宝画像も見ることができます。一部、デジタルツインとなっています。是非、バーチャル会場でご覧になられた貴重な展示物をリアル展示で確認の上、ご堪能下さい。
また、江戸時代、参勤交代で往来する諸大名の宿場町として繁栄した西国街道の矢掛宿についての展示も行っております。参勤交代で往来する大名や公家、幕府の役人などが宿泊した本陣と、その従者たちが宿泊した脇本陣の両方が国指定重要文化財として保存されているのは、全国でも『矢掛宿』しかありません。矢掛町のある岡山県小田郡では、犬の姿をした妖怪すねこすりが街道に現れる昔からの言い伝えがあります。本展示では、普段はARでしか現れないARすねこすりも登場します!是非お楽しみに。渡邉真氏のご協力を得てご所蔵の歌川広重筆「六十余州名所図会<複製>」(美作、備前、備中)も展示しています。一見の価値ありです!
さらに、西国街道沿いでは、多くの日本酒の酒蔵が発展していきました。「酒票」と呼ばれる日本酒のラベルが持つ美しさに魅せられ、40年間で、1万5000~2万点以上も収集された石田氏のコレクションから、山口から岡山までの西国街道沿いの酒蔵のラベルのデザインなどを通じて、その歴史の一遍を、見て、感じることができます。
なお、バーチャル会場(メタバース空間、VR、3D等)では、これらに加え、吉岡研究室とコラボしているフランスの大学(UNIVERSITÈ De TOULON<トゥーロン大学>、 National Conservatory of Arts and Crafts <フランス国立工芸院>)の研究成果(Web、VR、AR、ゲーム等)もあり、見どころ満載です。是非、お楽しみください。
西国街道の今(ご協力頂いた自治体様、企業様の展示コーナー)
西国街道を公文書や写真、展示物品等から、今に息づく、西国街道沿いの街の営み(産業、観光等)を紹介しています。
現在の地図上に携帯をかざすと、AR技術やQRコードにて、各自治体の説明を表示するコーナーや、西国街道沿いで、ご協力を頂いた有名な企業様や、自治体様の展示物が見られるコーナーです。西国街道の産業、観光等の今を表現しています。
広島城周辺の西国街道では、山本一隆会長の力強い指導の下、行われている、まちなか西国街道推進協議会の活動や、ひろしま西国街道ブランドの紹介、城下町ひろしまへタイムスリップして楽しく学べるコーナーを用意しています。来場者様から、㈱高山清 四代目 高山尚也氏の廣島漆芸、(株)西井製作所の広島銅細工、瀬戸内醸造所のSETOUCHIを旅するワイン、三原市の提灯(三原やっさ祭り)、三原だるま、清酒など、大好評です。バーチャル会場では、フランスの方々の間で、まちなか西国街道推進協議会の諸活動のブースを見て広島市や、三原市の桜の風景が至極の風景で是非訪れたいと大好評です。
また、江戸時代、安芸と備後の一部を統治した浅野藩により鋳鉄鋳物の産業は、大きく成長しました。現代の西国街道沿いでも鍛冶屋・アーティストとして活躍する岡本祐季さん(広島県廿日市市)の作品があちこちで装飾されています。今回は、その中でも代表作の作品(オリーブの木陰)等をいくつかご紹介しています!
なお、吉岡研究室では、西国街道沿い1~3次産業の企業の方々と、地域発のスイーツをテーマに取り組むコラボレーションプロジェクトも実施してございます。西国街道沿いで収穫される農産物((株)尾道ファーム、(株)椿き家等)を用い、それをスイーツとして開発・販売(cafe bar NICO 、喫茶さえき、手打ちそば山菜料理わらべ等)し、地域創生を目指すコーナーです。まさに、大学が、触媒となって、地方から東京へ、そして世界へと、農業の6次産業化の取り組みを紹介します(こちらは、バーチャル会場のみの展示となっております)。
デジタル西国街道(吉岡研究室バーチャル・ミュージアム)
担当教官である帝京大学吉岡教授指導の下、産学官連携を図りつつ、ゼミ学生が構築中の「西国街道」をイメージした、Web、VR、AR空間を構築し、発表・展示を通じ、今後、いかに西国街道の魅力を、様々なツールを通じ、紹介しています。
バーチャル会場総監督は、 (株)SYSTEM JOURNEY社が行っております。
吉岡研究室と、バーチャル空間(メタバース、3D、VR、AR等)を活用したバーチャルミュージアムを展開しております。皆様、奮って、ご来場ください。
なお、吉岡研究室バーチャル・ミュージアム会場には、様々な空間が存在します。各空間をワープすることができます。是非、お楽しみください。
(注)バーチャル展示会場の映像や画像は、ニュースや番組、紙面等でご利用いただけます。
西国街道産学官連携プロジェクト(日本の産官学連携先、Dr. Olivia Papini、フランスの大学<UNIVERSITÈ De TOULON<トゥーロン大学>、 National Conservatory of Arts and Crafts<フランス国立工芸院>)
西国街道をリアルとバーチャルの二つの世界で表現し、またバーチャル上の展示物の一部を実際の博物館でも展示することで、リアルとバーチャルを融合させ、今後到来するソサエティ5.0の世界に対応した全く新しい企画展示を行っております。
バーチャルの展示場は、メタバース空間でも3D空間でも入場でき、フランスを中心に欧州、アメリカなど、多数来場されています。その評価は、嬉しいことに極めて高いものとなっています。先日も、フランスの人間国宝の方がご来場頂き、「素晴らしい」と絶賛のコメントを頂きました。5Gなど通信環境の良い状態か、PCでご来場いただけるとサクサク動きます。
我々の展示は、意図したとおり、デジタル技術を通じ、西国街道という歴史遺産を通じ、「地方発」で、日本のみならず、「世界」ともつながっております。「地方から東京へ、そして世界へ せとうち西国街道産学官連携プロジェクト展」は、地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めていくことで、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」の実現と同様のコンセプトで運営しております。
せとうち西国街道とは?
西国街道。それはかつての京都から北九州までを結ぶ幹線道路。
平安時代の山陽道から様々な人や物資の通り道となり、中国地方の発展を支えた街道は、
現代でも人々の生活を陰から支え続けています。
そして、我々がここで用いた「せとうち」とは、広島、岡山、山口県を含めた地域のことを言います。
「せとうち西国街道」とは、私たちのオリジナルブランディングであり、
私たちはリアル展示とバーチャル展示の融合により、
西国街道を新しい角度で表現するプロジェクトに取り組んでいます。
このページでは、
西国街道の過去、現在、未来の姿を
ご紹介します。
さあ、タイムマシンに乗って
西国街道を旅しましょう!
過去の西国街道
始まりは大化の改新を機に整備された七街道。そのうちの1つであった山陽道が今の西国街道の前身です。西国街道は江戸時代に山陽道を再整備した街道であり、京都と北九州までを結ぶ幹線道路です。幅員は2間半(約4.5m)あり、五街道に次ぐ重要な街道として人々に重宝されていました。人や物の往来の増加とともに、宿屋のみならず問屋場や、本陣(諸大名の宿舎)や旅籠(一般庶民などの宿舎)などが整備されました。当時、広島県内の西国街道には今津宿、尾道宿、三原宿、本郷宿、西条四日市宿、海田宿、広島宿、廿日市宿という八種類の宿場がありました。そのうちの広島宿は、今の広島市内にあった宿場です。その後、明治へと変遷していきます(下図は広島市街地図)。
現在
1945年の原爆投下により、西国街道は一時消滅しました。しかしその後、多くの人々の尽力により復活。現在の広島市内を走る街道は、広島駅から平和記念公園までをつなぐ大通りとして人々から親しまれています。
未来
そんな西国街道は、これからどのような未来へと続いてゆくのでしょうか。
今回私たちは「せとうち西国街道」プロジェクトの一環として、バーチャル空間(メタバース、3D・VR空間)上で西国街道そのものやゆかりのある周辺の市についての展示を行っております。ご覧ください。
西国街道ゆかりの自治体
画像クリックで
それぞれの市の詳細をご覧いただけます。
広島市
三原市
府中町
海田町
矢掛町
和木町
その他の市
- 東広島市
- 岩国市
- 廿日市市
- 大竹市
- 竹原市
紹介ページ鋭意制作中!!
ご協力先
岡山県矢掛町、広島県広島市、広島県広島市中区役所、広島県三原市、山口県山口市、広島城、広島市郷土資料館、三原市歴史民俗資料館、西国街道・本町地区まちづくり協議会、まちなか西国街道推進協議会、アクト中食株式会社、cafe bar NICO、喫茶さえき、株式会社尾道ファーム、株式会社SYSTEM JOURNEY、株式会社田頭茶店、格式会社椿き家、株式会社西井製作所、合同会社平本商店、瀬戸内醸造所、手打ちそば山菜料理わらべ、矢掛放送株式会社、UNIVERSITÈ De TOULON、National Conservatory of Arts and Crafts
阿川真由氏、石田信夫氏、岡本祐季氏、折笠廣司氏、Olivia Papini(オリビア・パピーニ)氏、栗原正樹氏、栗原正宗氏、眞田玄氏、高山正氏、高山尚也氏、武村達也氏、築島渉氏、平岩宏隆氏、平岩由紀雄氏、藤ひさし氏、本田美和子氏、前野やよい氏、南島栄治氏、山縣紀子氏、山本一隆氏、和田直子氏、渡邉真氏